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太田美術額縁

大正10年創業。木地から仕上げまでを職人たちが、素材にこだわり、てまひまかけて作っています。
オーダーメイドの額縁やです。 
 
会社概要

 

大正10年、日本の西洋絵画の隆盛期に店を構えました。

昭和30年代、東京から埼玉の浦和へ多くの画家たちが疎開しました。その頃から現在まで『鎌倉文士に浦和画家』と言われ町のあちこちに画家の住まいやアトリエが点在しています。太田美術額縁も画家たちに声をかけられ、工房を東京の新橋から浦和に移しました。工房と隣接する別所沼公園よりも工房の方が先にありました。あとから沼地が公園になり、今は、訪れるお客様に『いい環境ですね。』と声をかけられます。

太田額

 

岸田劉生が愛用した、「劉生縁」を完成させたのが当店になります。
新品を長い年月を経て自然な風合いに施したように手をかけた「古代色額」(アンティーク風額縁)の元祖であり、他店では決して真似のできない額縁を作成し続けております。
先述の岸田劉生を始め、曾宮一念、安井曾太郎、小山敬三、その他数多くの洋画家、巨匠達に愛され、また、刺激を受けた当店によって完成されたものを総合して称すのが「太田縁」になります。「太田縁」の伝統を守りながらも、研究熱心だった初代の精神にならい、研究・検討を続けさらに素晴らしい額縁を世に送り続けています。

額装した画家様

 

物故作家(日本)

岸田劉生、曾宮一念、安井曾太郎、小山敬三、浅井忠、黒田清輝、小松崎邦雄、岡田三郎助、小磯良平、小出楢重、児島善三郎、小林和作、梅原龍三郎、浮田克躬、相原求一朗、朝井閑右衛門、海老原喜之助、大津鎮雄、岡鹿之助、荻須高徳、刑部人、織田廣喜、香月泰男、金山平三、鴨居玲、北川民次、熊谷守一、児玉幸雄、斎藤三郎、佐伯祐三、櫻田精一、鈴木信太郎、須田国太郎、田崎広助、鳥海青児、中川一政、野口弥太郎、野間仁根、林武、福本 章、藤島武二、三岸節子、宮本三郎、向井潤吉、安井曽太郎、脇田和、渡邊武夫、和田英作ほか

素材

材木は、創業当時は国産の杉を使用して、木彫を施しておりました。現在は土台は額の加工に適したジェルトンを用い木彫部分は石膏で型をとっております。その上で、鑿で細かい細工を施します。

 

装飾は主に金箔・銀箔などで仕上げます。金箔・銀箔で仕上げるために、胡粉・膠・小麦粉・ふのりなど素材から吟味を重ね、研究し、職人が手作業で下地材から作っています。

 

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